社会福祉士 過去問第36回(令和5年度) 社会保障 問51

社会保障

第36回(令和5年度) 社会保障 問51

社会保険の負担に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 国民年金の第1号被保険者の月々の保険料は、その月の収入に応じて決まる。
  2. 介護保険の保険料は、都道府県ごとに決められる。
  3. 後期高齢者医療の保険料は、全国一律である。
  4. 障害基礎年金を受給しているときは、国民年金保険料を納付することを要しない。
  5. 国民健康保険の保険料は、世帯所得にかかわらず、定額である。

回答

くまみ
くまみ

正解は④だよ。

①国民年金の第1号被保険者の月々の保険料は、その月の収入に応じて決まる。
誤り。国民年金の保険料は定額です。国民健康保険は収入に応じて保険料が決まります。
②介護保険の保険料は、都道府県ごとに決められる。
誤り。介護保険料は住んでいる市町村によって決まります。
③後期高齢者医療の保険料は、全国一律である。
誤り。後期高齢者医療制度における保険料は、都道府県単位で運営する広域連合が決定しています。
④障害基礎年金を受給しているときは、国民年金保険料を納付することを要しない。

広域連合:複数の地方公共団体や特別区が、行政サービスの一部を共同で行うことを目的として設置する組織。例:ゴミ処理行政、後期高齢者の医療制度に係る行政などがあります。

正しい。障害基礎年金を受給しているときは、国民年金保険料は法定免除されます。

国民年金の法定免除制度対象者:(1)生活保護の生活扶助を受けている方
(2)障害基礎年金ならびに被用者年金の障害年金(2級以上)を受けている方(3)国立ハンセン病療養所などで療養している方

⑤国民健康保険の保険料は、世帯所得にかかわらず、定額である。
誤り。国民健康保険の保険料は、収入によって変わります。

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