三光マーケティングフーズは2018年株主優待を改悪し、その結果、大きな損失を経験しました。この大損の経験から、株主優待の廃止や改悪があった場合の対応ルールを設けています。三光マーケティングフーズの株は売却後も価格が下落し続けております。株主優待投資を始めたばかりの方々にとって、これが参考になれば幸いです。
(株)SANKO MARKETING FOODS【2762】:株価・株式情報 – Yahoo!ファイナンス
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①同時に増配を発表がある場合
継続保有
増配を同時に発表する場合、売却せずに株を継続保有します。
株主還元方法には、配当金、自社株買い、株主優待があります。株主優待は個人投資家にとっては還元率が高いものの、大株主にとっては株主優待が不公平な還元方法になります。
公平な株主還元のため、株主優待の廃止と増配の同時発表が行われるケースが増えています。
②同時に増配の発表がない場合
売却
同時に増配がない場合、売却します。経営状況が厳しくなり、株主優待制度の維持が困難になることが予想されるからです。
このような状況では、発表後に株価が下落することが多く、株主優待を目的とする個人投資家による投げ売りが始まることがあります。経営が悪化している場合、株価の回復は期待できないでしょう。
③株主優待内容の減額などの改悪があった場合
売却
株主優待内容が減額された場合、売却します。この件も、経営状況が厳しくなり、株主優待制度の維持が困難と予想されるからです。
優待内容の改悪のケースも発表後に株価が下落することが多いです。
④継続保有条件が付いた時
継続保有
そもそも長期に保有している銘柄なので、売却理由は無く継続保有します。
最近、同一株主番号で1年以上株を保有するなどの継続保有条件が設けられるようになりました。企業がこれらの条件を設ける主な理由は、‘優待クロス対策’と、個人投資家による長期保有を促すためです。
継続保有条件を新たに導入した著名な企業には、KDDIやヒューリックがあります。市場に流通している株数が多いため、’優待クロス’がしやすい銘柄です。
‘優待クロス’による「ほぼタダ取り」への対策となので、今後も継続保有条件は増えてくると思います。
まとめ
株主優待の改悪や廃止があった場合、同時に配当金の増配があるかどうかで判断しています。業績が悪く、株価対策のために株主優待を実施している企業も多いです。
株主になる前に、業績を確認し赤字の企業には投資しないようにしています。
現在、株主優待目的での株式投資は行っておらず、配当金を目的とした投資に注力しています。株主優待が廃止されても、長期的な視点で信頼できると思う企業にのみ投資を続けています。
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