2022年5月オリックスが株主優待制度を廃止するとの発表しました。
この発表を受け、他の企業にも株主優待の改悪や廃止が続くと考え、新たなの優待投資に慎重になっています。
18年間の投資経験で多くの失敗から学びました。これらの経験を踏まえ、銘柄選びの重要なポイントをまとめたので、投資の初心者の方にとって何かの参考になればと思います。
失敗だらけだよ
赤字の企業は避ける
企業に倒産リスクがある場合、年4回発表される決算短信で投資家にそのリスクを伝える必要があります。特に、「継続企業の前提に関する注記」と「継続企業の前提に関する重要事象等」の項目で、そのリスクが明示されます。これらの注記がある場合、企業の経営状態は非常に厳しく、株主優待を継続できないことがあるため、注意が必要です。
赤字会社は避けようね
総合利回り(配当+優待価値)4%~6%
高すぎる優待利回りに注意
桐谷さんの優待選びのルール:総合利回り4%以上
- 配当金と優待品(クオカード、自社製品、カタログギフト)を合わせた総合利回りが4%以上の銘柄を選びます。
リベ犬の優待選びのルール:総合利回り6%以下
- 総合利回りが6%以上の場合は、業績悪化による株価下落が原因で総合利回りが一時的に高くなっている可能性があります。
- 将来の改悪リスクを考慮し、過度に高い総合利回りの銘柄は避けます。
4%~6%がほどよい総合利回り
居酒屋銘柄は避ける 三光マーケティングフーズの失敗
三光マーケティングフーズ(証券コード: 2762)で失敗体験があります。三光マーケティングフーズは居酒屋を運営する会社です。
改悪前は100株で年間6,000円相当の自社利用券をもらえましたが、改悪後は自社商品券から割引券に変更となり連日のストップ安が続きました
引用元:三光マーケティングフーズ(2862)の平成30年8月10日 適時開示より
※平成30年8月10日以降も株主優待内容が変わっています。現在の優待制度は三光マーケティングフーズ、ホームページをご確認ください
連日ストップ安
涙の損切り
過去に改悪をした銘柄は避ける
2020年から2023年にかけて、多くの企業が株主優待制度を廃止・改悪しました。株主優待を通じて株主数を増やしながら、突然廃止や改悪を行う企業は、個人投資家に対する裏切り行為と言えます。一度改悪を行った企業は、将来的にさらに廃止する可能性が高いため、私はそのような企業への投資を避けています。
2021年2月優待ランキング上位ヤマダホールディングス【9831】が改悪しました
変更点は優待金額の減額、長期保有時の増額廃止
一度改悪した銘柄はやめとくね
「株主優待制度の変更に関するお知らせ」をご確認ください
引用元:2021年2月4日 ヤマダホールディングス(9831)適時開示より
まとめ
①赤字企業は避ける
②総合利回り(4%~6%)
③居酒屋銘柄を避ける
④過去に改悪をしていない
特に注意したいのが、赤字企業は選ばないように注意してください。赤字企業は、そもそも株式市場からの評価が低く、株価が下落する傾向にあります。その結果、優待利回りは高くなりがちです。
赤字企業の株主になることは、投資初心者にとってはハイレベルな投資になります。
罠銘柄に気をつけてね
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